所詮、お前は井の中の蛙だ

英語学習、クラシック音楽、日々の雑記など。

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【バイオリン】バイオリンとの出会い

今のところ英語学習関連の記事が多い当ブログですが、今日は趣味のバイオリンについて初めて記事を書いてみようと思います。

私とバイオリンの出会いは高校の弦楽部で、遡るともう20年以上も前になります。音楽は好きだったので高校では何かやりたいなと思いつつ、吹奏楽部に今から入るのも出遅れた感あるよなぁ…とも思っていて、そこにちょうどあったのが弦楽部でした。

ただ、楽器自体はバイオリンが初めてではなく、幼少期から高校受験の前までヤマハでエレクトーンを習っていました。なので2つ目の楽器を始めよう、ぐらいの気持ちで。だけど、初めてバイオリンを触らせてもらった日、私は本当の楽器に今初めて会ったのだと感じました。

顎にバイオリンを挟んで弓を乗せて弦を引いたとき、勿論それは不安定で、良い音では全然なかったけれど、顎と肩から伝わる振動とバイオリンの音を聞いて、電子楽器が出すそれとは全く違うと思いました。弓を弦に置いて、摩擦の抵抗を感じながら引き、止める。ぎこちない動作もバイオリンは生々しく音で返してくる。私がエレクトーンで指一本でポーンと簡単に出していた1音も、生の楽器だとそのたった1音を出すのに沢山のプロセスがあり、そのプロセス一つ一つが1音の中に詰まっているのだと。

(ちなみに、エンジニアの端くれとして、エレクトーンが楽器の音をいかに本物らしく再現するかという技術開発に物凄い苦労があったであろうことは容易に想像できますし、電子楽器には電子楽器の適した活躍の場があるので、エレクトーンという楽器を蔑んでいるわけではないです。あと私のエレクトーン知識は20年前で止まっているので今はもっとすごいと思う)

そんなこんなで高校時代はバイオリンに没頭し、浪人して入った大学でもオーケストラに没頭し、社会人になっても止められず、何ならお金を手にしてクラシック音楽を聴き漁り、ちょっとお高いコンサートのチケットも買えちゃうし…と、立派な趣味が完成したのです。

やればやるほどバイオリンってアマチュアが手を出す楽器じゃないな…とも思うのですが、もはや後の祭り。一生付き合ってゆくのでしょう。