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【海外】中国出張に必要なもの② (2023年版)

前回の記事ではパスポート〜中国ビザ申請まで触れました。今回はその続きです。

前回の記事はこちら。

greenplum.hatenablog.com

 

無事にビザを取得できた後、渡航までに準備が必要な項目は以下になります。

国税出入国健康申告(QRコード)

中国への入出国時は、空港で健康申告が必要です。事前にWeChatアプリかWEBで健康状態の登録をしてQRコードを入手し、空港でそのQRコードを読み取り機にかざします。(保存したスクリーンショットでも大丈夫でした)。入力項目が結構多いので事前に登録した方が良いのですが、QRコードの有効期限が24時間しかないので、フライト時刻から逆算して前日に実施するのが良いと思います。出国時も必要なので、帰国前日にも同様に登録し、新しくQRコードを入手する必要があります。なお、2023年8月末をもってPCR/抗原検査の陰性証明は不要になりました。

入国カードの内容の確認

中国入国の際に入国カードの記載が必要です。飛行機の機内で配布されたものか到着した空港に置かれているものに必要事項を記載していくのですが、質問が中国語と英語のみの表記なので、どちらにも自信がない人は事前に内容を確認しておきましょう。氏名、生年月日、連絡先、旅券番号、ビザ番号、滞在ホテル、中国受入れ先、帰りの便名など、その場で調べれば書ける内容ではありますが、機内Wifiが使えない便だったりすると慌てるので、オフラインでもわかる場所に情報を入れておくといいと思います。

スマホでのQR決済アプリ

中国では急速にスマホ決済が一般化しており、現金やクレジットカードは多くの店で使えず、スマホでの決済手段を持っていないと非常に不便な状況です。(大きいホテル等ちゃんとした所ではクレカが使えます)。2023年10月時点では、VISAやMastercardに対応しているAlipay(支付宝)やWeChatPay(微信支付)を入れておく必要があります。スマホにアプリをインストールし、必要情報を登録し(パスポート情報も求められます)、クレジットカードと連携させておきましょう。審査が降りるのに時間がかかるので、渡航までに余裕を持って対応しておく必要があります。

なお、私が6月に行った際には、外国人が使えるのはAlipayのTourCardという機能のみだったのですが、正直対応していないお店がほとんどで、滞在中使えたのは一店舗のみという絶望的な使えなさっぷりでした。(幸い、同行した中国人の方が立て替えてくれ、その方に現金で払うという流れで事無きを得ました)。TourCardは7月以降は使えなくなっているので、入れる必要はありません。

(注)中国のスマホ決済事情は急速に発展している最中なので、情報が最新かを確認して準備をしてください。

VPN付きのSIM購入 or VPN付きのポケットWiFiレンタル

中国ではGoogleYahoo!、LINEやX(旧Twitter)やFacebookなど、私達が日常的に利用しているアプリの多くが使用できません。とはいえ、これらのアプリが使えないのは不便すぎるので、これを打開するのがVPNです。SIMカード自体をVPN対応のものにしてしまうか、VPN付きのポケットWiFiをレンタルすればOKです。ちなみに私は会社が提携しているイモトのWiFiを借りました。

なお、Google Mapは中国の地図は不正確で、あまり役立ちませんでした。代用で滞在中は百度地図(Baidu map)を使いました。(中国語表記でちょっと不便でしたが)。また、日本語⇔中国語の翻訳アプリもGoogle翻訳よりも百度翻訳(Baidu翻訳)の方が精度がいいようです。(私は中国語がわからないので、どれぐらい精度の差があるのかはよくわからずでしたが)。また中国の方とのコミュニケーションはLINEの代わりにWeChatを使うのが一般的なので、こちらもインストールしておくといいかもしれません。(名刺代わりに結構交換しました)。ただし、いずれの中華アプリも中国当局の監視が入っている可能性があり、使用は自己責任になります。(中国批判やスパイと疑われるようなメッセージのやりとり、情報漏洩リスクなどに気をつけてください)

現金(人民元)の用意

スマホ決済が無事できれば、現地で現金を使うことはほとんどないのですが、一応、現金(人民元)も準備していくと良いと思います。現地でも両替可能ですが、中国では偽札が紛れている可能性もあるので、日本で両替していくのが無難かなと思います。空港の両替ショップや、一部銀行のATM(人民元を扱っている所は少なめ)、金券ショップ、外貨宅配サービスで両替が可能です。2023年現在、レートは1元≒20円程度です。100元(赤いお札)など高額紙幣は偽札を疑われる可能性もあるので、低額の紙幣も混ぜて両替してもらうと良いと思います。

パスポート紛失時の備え

滞在中にパスポートをなくした時に備え、以下の書類は携帯したほうが良いです。

・戸籍謄本

・写真(縦45mm×横35mm)

・パスポートのコピー

戸籍謄本の代わりに免許証で身分を証明できることもありますが、戸籍謄本でないと駄目な場合、入手には時間がかかるので持っていった方がいいでしょう。(上京して一人暮らししているような方は特に)。また、現地の大使館・総領事館の連絡先と住所も控えておきましょう。

 

長くなってきたので、「中国出張に必要なもの②」はここで終わりにし、後日③に続こうと思います。

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